Category: 中庭・テラス
HEBEL HAUS コンセプトモデル「余白の在る家」 -屋外
デザイン事務所
マンション専有テラスの植栽リフォーム。
仕事場から望む景色、休憩や打ち合わせなどに利用されるスペース。
元々あったプランターは塗装でリメイクし、配置変え。
壁面コーナーにプランター棚を設置し、植栽を立体的に配置し、緑に囲まれた空間となった。
常緑の植物で骨格を作り、その中で季節の変化を感じてもらえるよう
花物を添えた。
THE LIBRARY 表参道店
表参道の路地を入ったところに立地するアパレルセレクトショップのファサードとコートヤードの植栽。
主にイギリスのプランドを扱うショップのイメージをさりげなく感じてもらうため、イングリッシュガーデニングのように様々な種類の植物を用いつつも、全体のトーンはナチュラルで落ち着いたものになるよう植物のセレクトを行っています。
コートヤードは表参道のメインストリートに隣接しており、その喧騒からの緩衝壁の機能を担えるよう、高さ3m前後で管理するタイサンボクリトルジェム、ビバーナムリチドフィラム、ナギ、キョウチクトウ、シマグミ、レモン等葉が密に茂りつつも、変化に富んだ個性豊かな常緑樹により、緑に包まれるような空間となっています。
新旧の植物が織りなす表情豊かな庭屋一如の空間
1988年に建築家の自邸として建てられたRC住宅のリノベーション。
活用されていなかったパティオを中心にした庭屋一如の空間をコンセプトに計画されました。
パティオを通ったアプローチになるようにエントランスが再構築され、リビング・ダイニングそれぞれに面した正に家の中心となる様に位置付けられたスペースのご提案をさせて頂きました。
既存のパティオは鬱蒼としていましたが、年月を経てその地に根付いたナンヨウスギやアンズ、苔むしたレンガ舗装など、元々とても雰囲気のある空間でした。そこで、空間構成として手を加えるのは最小限と考え、新しい動線計画に合わせ、既存レンガを再配置する事で植栽帯と舗装部分を明確に整理する事のみに留めました。
植栽計画としては、様々な空間の中心に位置しているため、既存樹木をメインに、どの角度からでも楽しめるように追加植栽しました。
道路からは1段下がったレベルに位置していたため、日照に制限がある環境ではあったのですが、都心部であること、建物に囲まれた寒風に当たりにくい環境である事などを考慮し、普段あまり使えない耐寒性が弱い植物も取り入れる事で、表情豊かな空間となりました。
ご家族でBBQなど楽しめるルーフバルコニーにもプランターによる植栽を配置しました。
パティオとは180度異なる生育環境なので、それぞれ違った植栽構成をお楽しみ頂いております。
設計:木名瀬佳世建築研究室+k.u.h.aa
写真:傍島利浩(一部弊社スタッフ)
内と外を緩やかにつなぐパティオ
リビングに面した奥行き3m弱のスペース。元々は生垣で囲われた芝生の庭でしたが、隣地から丸見えなのでほとんど庭に出ることもなく、大きな掃き出し窓は常にカーテンを閉めているような状態でした。そこでプライベートをしっかりと確保できるようにRC造の壁を立て、リビングからフラットで繋がるテラスをつくりました。また、壁を利用して一部分にガラスの屋根をかけることで、内と外を繋ぐ中間的な空間になり、同時に室内からの視覚的な広がりも感じられるようになりました。高さがある壁ですが、リビングとの繋がりを意識した石材を張り、一体型のベンチをつくることで、圧迫感が出ないようにしています。ちょっとした洗い物ができるようなガーデンシンクや奥には幾何学模様のセメントタイルを敷き込んだ収納小屋も設けています。
庭としての機能もしっかりと感じるために、植物も各所に配しています。ベンチの上部にはオリジナルの細いプランターを設置し下垂性のアイビーを植え、中心に位置するシマトネリコは元々庭に植わっていたものを移植しています。ご家族で楽しまれているのはもちろん、ご友人を招いたり、植物を使った教室なども開いているそうです。